ナスビ定食

東方projectを中心にアレコレ

コント「初版蓬莱人形」

ジャケットのあの子「どうもーどうも ホーライガールですー」

 

ジャケットのあの子&レーベルのあの子「お願いしますー ありがとうございますー」

 

ジャケットのあの子「あー ありがとうございますー ねっ 今青ベントラーをいただきましたけどもね」

 

ジャケットのあの子&レーベルのあの子「ありがとうございますー」

 

ジャケットのあの子「こんなん なんぼあっても良いですからね」

 

レーベルのあの子「一番良いですからね」

 

ジャケットのあの子「ねー 有り難いですよ ほんとにね」

 

レーベルのあの子「入れておきましょう」

 

ジャケットのあの子「ゆーとりますけどもね」

 

レーベルのあの子「いきなりですけどね うちのオカンがね 好きな音楽CDがあるらしいんやけど」

 

ジャケットのあの子「あっ そーなんや」

 

レーベルのあの子「そのタイトルをちょっと忘れたらしくてね」

 

ジャケットのあの子「音楽CDのタイトル忘れてもうて どうなってんねそれ」

 

レーベルのあの子「でまあ色々聞くんやけどな 全然分からへんねんな」

 

ジャケットのあの子「分からへんの? いや ほな俺がね おかんの好きな音楽CD ちょっと一緒に考えてあげるから どんな特徴ゆうてたかってのを教えてみてよ」

 

レーベルのあの子「あのーこの世に70枚ほどしかなくて 駿◯屋では500万円で売られてたこともあったやつやって言うねんな」

 

ジャケットのあの子「おー 初版蓬莱人形やないかい その特徴はもう完全に初版蓬莱人形やがな」

 

レーベルのあの子「初版蓬莱人形なぁ」

 

ジャケットのあの子「すぐ分かったやん こんなんもー」

 

レーベルのあの子「でもこれちょっと分からへんのやな」

 

ジャケットのあの子「何が分からへんのよー」

 

レーベルのあの子「いや俺も初版蓬莱人形と思うてんけどな」

 

ジャケットのあの子「いやそうやろ?」

 

レーベルのあの子「オカンが言うには 死ぬ前の最後に聴く音楽もそれで良いって言うねんな」

 

ジャケットのあの子「あー ほな初版蓬莱人形と違うかぁ 人生の最後が初版蓬莱人形でええ訳ないもんね」

 

レーベルのあの子「そやねん」

 

ジャケットのあの子「初版蓬莱人形はね まだ体調に余裕があるから聴けるのよあれ」

 

レーベルのあの子「そやねんな」

 

ジャケットのあの子「な? 正直者がバッタバタ死んでいく重すぎるストーリー 死ぬ間際に聴いたら安心して成仏できんよあれ」

 

レーベルのあの子「そやねんそやねん」

 

ジャケットのあの子「初版蓬莱人形ってそういうもんやから ほな初版蓬莱人形ちゃうがなこれ」

 

レーベルのあの子「そやねん」

 

ジャケットのあの子「あれほなもう一度詳しく教えてくれる?」

 

レーベルのあの子「なんで個体によってレーベルの発色が異なるか分からんらしいねん」

 

ジャケットのあの子「初版蓬莱人形やないかい 今判明してるだけでも2種類もあるんやからあれ でも俺はね あれはCD-Rの製造メーカーが異なってるからやと睨んでんのよ 俺の目は騙されへんよ 俺騙したら大したもんや」

 

レーベルのあの子「まあねー」

 

ジャケットのあの子「ほんであれよー見たらね 片方は台湾製造のやつやのに裏ジャケットにMade in Japanって書かれてんねん 俺の観察力舐めたら痛い目見るでほんま 初版蓬莱人形やそんなもんは」

 

レーベルのあの子「分からへんねんでも」

 

ジャケットのあの子「何が分からへんのこれで」

 

レーベルのあの子「俺も初版蓬莱人形と思うてんけどな」

 

ジャケットのあの子「そうやろ」

 

レーベルのあの子「オカンが言うには スーパーの店内bgmとして流れてたらしいねん」

 

ジャケットのあの子「ほな初版蓬莱人形ちゃうやないかい スーパーで蓬莱人形流れてたら買い物に夢中な主婦も流石にカートを止めるもんね 不気味なメロディなんやからあれ 初版蓬莱人形はねー 作業中のお供に聴くのがちょうどいいねんあんなんもん」

 

レーベルのあの子「そやねんそやねん」

 

ジャケットのあの子「な? それで作業が終わってまうと 曲に集中するもんで鬱になるねんなあれ」

 

レーベルのあの子「そやねんそやねん」

 

ジャケットのあの子「そういうカラクリやからあれ」

 

レーベルのあの子「そやねんな」

 

ジャケットのあの子「初版蓬莱人形ちゃうがな ほな もうちょっとなんか言ってなかった?」

 

レーベルのあの子「ストーリーの考察がやめられらないらしいねん」

 

ジャケットのあの子「初版蓬莱人形やないかい ストーリーの理解にはめちゃくちゃ時間かかるねんからあんなもん 下手な推理小説より面白いねんからねあれ 初版蓬莱人形よそんなもん」

 

レーベルのあの子「分からへんねんだから」

 

ジャケットのあの子「なんで分からへんのこれで」

 

レーベルのあの子「俺も初版蓬莱人形と思うてんけどな」

 

ジャケットのあの子「そうやろ」

 

レーベルのあの子「オカンが言うには 俺が小さい頃寝る時、必ずそれを読み聞かせてくれたらしいねん」

 

ジャケットのあの子「ほな初版蓬莱人形ちゃうやないかい 寝るときにオカンに読んでもらうもんじゃないからねあれ 夢の中でピエロ出てきてギャン泣きに決まっとるからあんなもん」

 

レーベルのあの子「せやねん

 

ジャケットのあの子「初版蓬莱人形はね ストーリーが怖すぎてR15指定なんやからあんなもん」

 

レーベルのあの子「せやねんせやねん

 

ジャケットのあの子「あれ15歳になってもチビってまうんやからあれ」

 

レーベルのあの子「せやねんせやねん

 

ジャケットのあの子「初版蓬莱人形ちゃうがなほな ほなもうちょっとなんかゆうてなかったか?」

 

レーベルのあの子「東方コレクターにとってラスボスらしいねん」

 

ジャケットのあの子「初版蓬莱人形やないかい 70人の選ばれし東方コレクターしか手に取れない代物なんやから な? ヤフオクに初版蓬莱人形が出ようもんなら 俺は参戦するよほんま 初版蓬莱人形や絶対」

 

レーベルのあの子「分からへんねんでも」

 

ジャケットのあの子「なんで分からへんのこれで」

 

レーベルのあの子「俺も初版蓬莱人形と思うてんけどな」

 

ジャケットのあの子「そうやて」

 

レーベルのあの子「オカンが言うには 道端で拾ったらしいねん」

 

ジャケットのあの子「ほな初版蓬莱人形ちゃうやないかい 70枚のうち1枚がそう都合よく道端に落ちてるわけないもんね 紅魔郷ver.0.01が発掘される確率より低いねんそんなもん な?」

 

レーベルのあの子「そやねんそやねん」

 

ジャケットのあの子「ほな初版蓬莱人形ちゃうやないかい ほなもうちょっとなんかゆうてなかった?」

 

レーベルのあの子「ジャケットやレーベルの絵と音楽の関係性がよく分からんらしいねん」

 

ジャケットのあの子「初版蓬莱人形やないかい ジャケットの子もレーベルの子も名前すら判明してへんのやから ね? 俺もなジャケ子とレベ子が正直者なのか日々考察してねんからなあんなもん な?」

 

レーベルのあの子「そやねんそやねん」

 

ジャケットのあの子「関係性についてのZUNさんから公言を誰もが待ってんやからあれ 二軒目ラジオでポロッと言いそうやから1秒たりとも聞き流せられんねん な? 初版蓬莱人形に決まりやそんなん」

 

レーベルのあの子「でも分かれへんねん」

 

ジャケットのあの子「分からへんことない おかんの好きな音楽CDは初版蓬莱人形 もぉ」

 

レーベルのあの子「でもオカンが言うには 初版蓬莱人形ではないって言うねん」

 

ジャケットのあの子「ほな初版蓬莱人形ちゃうやないかい オカンが初版蓬莱人形ではないと言うんやから 初版蓬莱人形ちゃうがな」

 

レーベルのあの子「そやねん」

 

ジャケットのあの子「先ゆえよ 俺が初版蓬莱人形について熱く語ってるときどう思っててんお前」

 

レーベルのあの子「申し訳ないよだから」

 

ジャケットのあの子「ホンマに分からへんがなこれ どうなってんねんもう」

 

レーベルのあの子「んでオトンが言うにはな」

 

ジャケットのあの子「オトン?」

 

レーベルのあの子「アゲアゲスパークちゃうか?って言うねん」

 

ジャケットのあの子「いや絶対ちゃうやろ もうええわー」

 

ジャケットのあの子&レーベルのあの子「ありがとうございましたー」