今日で蓬莱人形と東方紅魔郷が20周年を迎えた。久しぶりに眠ってる奴らを取り出してみるか、、、
ちょうど今は実家。今まで集めた蓬莱人形と東方紅魔郷があるはず…!
あったあった〜!なんか思ったよりあるじゃないか(-。-; 蓬莱人形は6つ、東方紅魔郷は4つもあった(いずれも初版と呼ばれている手焼きのやつは持ってません、、、)。なんかパッケージが全部揃ってない個体もあるけれどそんな細かいことは気にしない気にしない。
さて、今回は蓬莱人形にスポットライトをこれでもかと言うほど浴びさせよう。でもその前に前提知識として知っておいてほしいことがある!東方ProjectのゲームCDや音楽CDというのは神主がプレスメーカーにマスターアップデータを入稿することでそこから原盤を作られ、それを元にプレスCDが量産される。一部例外で手焼きなどによるCD-R版などがあるが、一般的に東方Projectの原作に用いられるメディアはプレスCDだ(初版蓬莱人形などがCD-R)。さて、読者のみんなは現在原作のプレスが行われているメーカーを知っているだろうか。そう、プレス界の超大手であるメモリーテックだ。現在、委託されている原作プレスCDのほとんどはメモリーテック産である。つまりメモリーテックあって原作があると言っても過言でないのだ。しかし、これはあくまで現在の話。過去に遡るとプレスメーカーがメモリーテックではないことがわかる。そう、原作プレスCDは時期によってプレスを受け持っていたメーカーが異なっているのだ。故にプレス方法はメーカーごとに変わり、僅かな個体差が出てくるのは必然。これは蓬莱人形も例外ではない。しかし蓬莱人形の場合、メーカーを見分けるのが比較的簡単でレーベルを見るだけで可能になっている。先ほどの写真は上から初期版、中期版、後期版に並べている。いずれもメーカーが異なる。
(同じメーカーの個体を2個ずつ所持しています)
①初期版 韓国メーカー産
プレス版蓬莱人形の中でも最初期にプレスされた個体。メーカー名は不明。もしかしたら某J社かも(諸説あり)。レーベルのロゴと規格品番の間とディスク裏の刻印にPressed in Koreaと表記されている(写真3.4枚目)。この個体は韓国でプレスされているわけだが、ジャケットの裏にはSTEREO Made in Japanと表記されており矛盾が発生している。おそらく蓬莱人形初版のジャケットを流用した名残かと思われる。
②中期版 オプトロム産
韓国メーカーが撤退後、新たなメーカーによってプレスされた個体。メーカー名はオプトロム。レーベルのロゴ部分にあったPressed in Koreaの表記が削除されている(写真3枚目)。ディスク裏の刻印が鏡文字で表記されている(写真4枚目)。レーベルの発色(マゼンタ色)が他メーカーより少しだけ強い(写真上がオプトロム産、写真下がメモリーテック産)。
③後期版 メモリーテック産
オプトロムが撤退後、新たなメーカーによってプレスされた個体。メーカー名はメモリーテック。レーベルのロゴと規格品番の間に隙間がある(写真3枚目)。ディスク裏の刻印が通常表記になっている(写真4枚目)。現在も同人ショップで購入可能。
さいごに
このようにプレス版蓬莱人形は初版蓬莱人形並みに奥が深いのだ。分類については線速度や工場の違いでさらに可能になっている。こんな底なし沼に興味を持ったおかしい人はぜひともご一報ください。それではまた